糖尿病と歯周病の関係

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2016年10月15日の全国保険医新聞にて、糖尿病治療と歯周病治療における医科歯科連携の記事が発表されました。

糖尿病になると10年寿命が縮み、高血糖により動脈硬化が進み、糖尿病腎症による透析、網膜症による失明、下肢切断などによる健康寿命の短縮もあります。

近年では、糖尿病予備軍の数は減ってきたものの、食前は正常範囲の血糖値でも、食後に高血糖が持続する「隠れ糖尿病」が多いそうです。

食前食後の血統変動が大きいとグルコーススパイク(血糖値が急上昇および急降下すること)が血管内皮細胞を障害し、動脈硬化が進行するため、心筋梗塞の発症頻度が高くなり、生存率に影響します。

食事療法で改善していくためには、口腔内の健康および、よく噛むことで※インクレチンホルモンが出て、インスリンが合成され、食後の高血糖を抑制することが大事です。

※インクレチンホルモンとは、食事をすると小腸に存在している細胞の一部が刺激されて消化管ホルモンが分泌されます。消化管ホルモンの中には、膵臓を刺激してインスリンの分泌を増加させる働きをもつもののこと。

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歯周病とは、磨き残しなどの汚れが固まり歯石になり、歯肉が炎症したり、歯肉の中にまで菌が入り込み、歯を支えている骨をとかしていってしまう病気です。

磨き残した汚れは固まってしまうとご自身ではなかなかとれないので、磨き残さないことももちろんですが、固まった汚れは歯科で除去することが重要です。

歯周病になってしまうと一度なくなった骨がかえってきてくれることはないので、現状維持がとても大事になります。

また、歯肉炎で出血すると、その毛細血管から体内にも歯周病菌毒素はまわっていきますので、全身にもよくありません。

歯周病は、ご年配の方がなるイメージがあるかもしれませんが、年齢は関係ありません。

 

では、歯周病と糖尿病はどのような関連があるのか。

中等度以上の歯周炎に罹患した歯周ポケット(汚れがたまって骨がとけて、歯と歯茎の間にできる溝ポケットのこと)で、炎症性サイトカインが産生され、それによりインスリンの効き目が悪くなり糖尿病が悪化するといわれています。

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歯周病改善≒糖尿病改善のためには、

ご自身での毎日のケアは大前提として、

☆歯科で定期的な検診を行うことで、歯周病の原因となる歯石などの除去を行うこと

☆オゾン療法で血液クレンジングをすること

などをおすすめしています。

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とくに金属のかぶせものなどには汚れも付着しやすいと言われています。

また、金属がとけた部分に汚れが入り込み、とれにくくなり、歯周病や虫歯を発症することもありますので、要注意です。

また、実は歯周病菌は糖尿病だけではなく、歯周病の方は歯周病でない方に比べ2.8倍脳梗塞になる確率が高くなると言われています。

その他にも、歯周病菌がお口の中に多くいる方は唾液と一緒に肺に感染し、高熱や肺炎を起こすことがあったり、日本歯科医師会に投稿された論文によるとリュウマチ原因菌は歯周病菌の可能性が高いとの研究結果が、リュウマチ専門医から発表され、歯周病を治療するとリウマチ薬が効きやすくなることから、口腔内細菌が関節内へ移動し炎症を引き起こしているのではというものまであります。

 

いかがでしたでしょうか?

日本ではまだまだ予防歯科という考え方が浸透していなくて、虫歯になったら行こう!、痛くなったら、腫れたら、なにか起きてから行こう!という方や、歯医者さん怖いから限界きたら行こう!という方多いですよね(笑)

しかしながら、何か起きてからでは遅いこともあります。

溶けた骨、ぐらついてしまって抜くことになった歯、もう帰ってきません。。。

体内にまわった毒素、身体によくありません。。。

限界きてからく、逆にこわい状態になってしまうかもしれません。。。

骨が溶ける前に、歯がなくなってしまう前に、毒素がまわる前に、歯が悲惨なことになってしまう前に歯医者さんにぜひ通ってください!!

 

 

 

 

 

 

2016年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : aritasika