そもそも金属アレルギーとは?

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金属アレルギーとは、クセサリーなどの貴金属が皮膚にふれ、皮膚炎などの症状がでることと想像する方が多いのではないでしょうか?

お口の中の金属がアレルギーの原因になると想像する方は少ないかと思います。

しかし、よく考えてみて下さい。

アクセサリーなどは自らとることのできるものですが、歯科治療の金属は入れ歯などでない限り、ご自身でとることは容易ではありません。

さらには、お口の中は常に水分があり、飲食などで著しく温度の変化があります。

そうすると金属は、溶けやすく酸化し腐食するのです。

また、その溶け出した金属は、アクセサリーなど一部に症状がでるパターンと違い、唾液と一緒に体内に運ばれて全身にまわっていってしまいます。

このように金属が汗や体液によってイオン化し溶け出し、これが皮膚や粘膜で新たなタンパク質となり、これを免疫を担当する細胞が過剰に反応することによって、金属アレルギーがおこります。

では、汗もすぐかくし、唾液だって常にでているし、金属を身につけたり、摂取することですぐアレルギーがでるのか?というとそうではありません。

金属アレルギーは、アレルギーの中でもⅣ型に属し、反応が出現するまでの時間が長いのが特徴です。

なので、ご自身で金属アレルギーがないと思っていても、金属が蓄積されることによって、いつどこで発症するかわかりません。

そして、金属はアレルギーだけではなく、電磁波過敏症などを引き起こすおそれがありますので、アレルギーがなくとも金属は必ずしも安全とは言い切れないのです。

電磁波過敏症についてはこちらの記事(お口の中の金属がアンテナに?)をご覧ください。

★金属アレルギーの治療プロセス★

①パッチテスト⇒

どの金属によってアレルギーがでる可能性があるのかを調べます。

検査についてはこちらの記事(金属アレルギー検査)をご覧ください。

②診断・治療計画の立案⇒

アレルゲンを含んだ金属をつきとめ、どのように治療をおこなっていくか計画をたてます。

③原因除去⇒

実際にアレルゲンを含んだ金属を除去し、メタルフリー(金属不使用)のものに置き換えます。

④経過観察⇒

治療後、一年間はご来院していただき、経過観察をおこなっていきます。症状が好転していくようであれば、3ヶ月に一度や、半年に一度と、徐々に間隔をあけていきます。

 

これで治療は完璧かというと実はそうではありません。

体内に長い間蓄積されたものを、除去してすぐ完治させることは不可能で、とても長い年月がかかります。

医科歯科大学のデータによると、二ヶ月経過後では50%以上の患者さんに症状の変化はなく、2年後には改善がみられたという人が60%と増えます。しかし、中には症状の変化は見られなかった人もいますので、除去したからといって必ず治る訳ではありません。

また、除去以外に、体内に蓄積された毒素排泄を行うのも治療のひとつで、波動治療や、腸内洗浄などを積極的に行ったり、私生活を見直すのも手です。

 

 

金属アレルギーはないけれど、健康面や、審美性の問題でメタルフリーをご検討の方もぜひお気軽にご連絡ください。

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