アマルガム

アマルガム、これは1970年代ごろをピークに使用されていたつめものの金属の一種です。

現在では、水銀の有害性は水俣病などにより知れ渡り、その治療も減少しています。

この金属のつめものは様々な金属を混ぜ作られていて、主な金属は、

銀、錫、銅、亜鉛、インジウム、パラジウム、水銀です。

従来、アマルガムは、操作が容易で、化学的耐久性も優れており、歯の神経にも刺激が少なく、細菌発育抑制作用があり、安価であったため、用いられていました。

アマルガムには、もちろん良い面もありますが、腐食しやすい傾向があるため、身体への影響もあります。

とくにそのうちの水銀が神経毒性があるといわれています。

歯に詰めたアマルガムは、3年以内に腐食しはじめ、10年後には60〜84%が減少されると研究でもでています。

そこで、水銀という有害物質に着目し、より安全なものをという声が増え、現在では歯科用の白い樹脂(コンポジットレジン)などでつめることが可能となりました。

一般的な近年つめられている金属とは、見た目も違うので、お口の中をみていただけるとすぐわかるとおもいます。

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光沢感がなく、鉛のような色をしているのがアマルガムの特徴です。

みなさんもチェックしてみてください。

アマルガムはもともと唾液で溶けやすく、果物や野菜などの酸でも化学反応を起こし、腐食するといわれていますが、それ以外にも物を噛むなどの摩擦をした際に生じる熱で水銀を含む蒸気が発生するとも言われています。

そのため、体内に吸収されやすく、アレルギーや健康被害なども出やすいと言われています。

また溶けやすいということは、表面がきれいにつまっているように見えても、溶けて段差などができた部分から虫歯になっていることもあります。

これを二次う蝕(二次的な虫歯)といいます。

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金属は数年たつと銀歯でもアマルガムでも溶けてアレルギーだけではなく、虫歯になっていることもあるので、気になる方は是非ご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

人間に必要不可欠な金属

金属アレルギーだとしても、人間が生きていく上で、とても大切な金属があります。

亜鉛はアレルギーがでることがあるのに、人間には欠かせないミネラルの一つです。

亜鉛が不足してしまうと、様々な健康被害がおこります。

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では、亜鉛は実際どのような効果があるのでしょう。

亜鉛の効果は、

☆酵素の活性化

☆活性酸素の除去

☆細胞分裂や新陳代謝

☆胎児の健康な成長

☆精子を作る

☆アルコールを分解する

☆免疫力を高める

☆味覚

☆心をおちつかせる

☆血糖値をさげる

などの効果があります。

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しかし残念ながらアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。

ですがその反対のアレルギーを緩和させる効果も亜鉛は持っています。

亜鉛には、プロスタグランジンというアレルギー抑制作用の成分をつくる力があり、亜鉛がないとこの成分を作ることは困難です。

このように亜鉛はアレルギーを起こす半面、アレルギーを抑制する成分を作りだす相反する力も持っているのです。

過剰摂取はよくありませんが、適度にとることは必要で、またアレルギー治療も完治は難しく、少しずつ摂取し慣れていくのがよいとされていますので、まずは少量とることをおすすめします。

 

 

 

 

そもそも金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、クセサリーなどの貴金属が皮膚にふれ、皮膚炎などの症状がでることと想像する方が多いのではないでしょうか?

お口の中の金属がアレルギーの原因になると想像する方は少ないかと思います。

しかし、よく考えてみて下さい。

アクセサリーなどは自らとることのできるものですが、歯科治療の金属は入れ歯などでない限り、ご自身でとることは容易ではありません。

さらには、お口の中は常に水分があり、飲食などで著しく温度の変化があります。

そうすると金属は、溶けやすく酸化し腐食するのです。

また、その溶け出した金属は、アクセサリーなど一部に症状がでるパターンと違い、唾液と一緒に体内に運ばれて全身にまわっていってしまいます。

このように金属が汗や体液によってイオン化し溶け出し、これが皮膚や粘膜で新たなタンパク質となり、これを免疫を担当する細胞が過剰に反応することによって、金属アレルギーがおこります。

では、汗もすぐかくし、唾液だって常にでているし、金属を身につけたり、摂取することですぐアレルギーがでるのか?というとそうではありません。

金属アレルギーは、アレルギーの中でもⅣ型に属し、反応が出現するまでの時間が長いのが特徴です。

なので、ご自身で金属アレルギーがないと思っていても、金属が蓄積されることによって、いつどこで発症するかわかりません。

そして、金属はアレルギーだけではなく、電磁波過敏症などを引き起こすおそれがありますので、アレルギーがなくとも金属は必ずしも安全とは言い切れないのです。

電磁波過敏症についてはこちらの記事(お口の中の金属がアンテナに?)をご覧ください。

★金属アレルギーの治療プロセス★

①パッチテスト⇒

どの金属によってアレルギーがでる可能性があるのかを調べます。

検査についてはこちらの記事(金属アレルギー検査)をご覧ください。

②診断・治療計画の立案⇒

アレルゲンを含んだ金属をつきとめ、どのように治療をおこなっていくか計画をたてます。

③原因除去⇒

実際にアレルゲンを含んだ金属を除去し、メタルフリー(金属不使用)のものに置き換えます。

④経過観察⇒

治療後、一年間はご来院していただき、経過観察をおこなっていきます。症状が好転していくようであれば、3ヶ月に一度や、半年に一度と、徐々に間隔をあけていきます。

 

これで治療は完璧かというと実はそうではありません。

体内に長い間蓄積されたものを、除去してすぐ完治させることは不可能で、とても長い年月がかかります。

医科歯科大学のデータによると、二ヶ月経過後では50%以上の患者さんに症状の変化はなく、2年後には改善がみられたという人が60%と増えます。しかし、中には症状の変化は見られなかった人もいますので、除去したからといって必ず治る訳ではありません。

また、除去以外に、体内に蓄積された毒素排泄を行うのも治療のひとつで、波動治療や、腸内洗浄などを積極的に行ったり、私生活を見直すのも手です。

 

 

金属アレルギーはないけれど、健康面や、審美性の問題でメタルフリーをご検討の方もぜひお気軽にご連絡ください。

ジルコニア義歯

保険の入れ歯は、プラスチックでできているため、強度がなく、どうしても厚みが必要で、しゃべりづらさや異物感がありました。

また、強度がないためたわみやすく他の歯への負担などがありました。

それを解決するためにあったのが金属床という入れ歯です。

金属床は強度があるので、保険の4分の1ほど薄く作れるので異物感が少なく、また強度があるということは、たわむこともないので他の

歯への負担も軽減できました。

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しかし、金属床というのは、コバルトもしくはチタンでできています。

チタンに関してはアレルギーは少ないといわれていますが、コバルトはアレルギーのでやすい金属です。

そうなると金属アレルギーの方は使用することができなくて、入れ歯だと保険のものを選ばざるをえませんでした。

そこで登場したのが、ジルコニア義歯(入れ歯)です。

ジルコニアは金属不使用で、なおかつ強度に優れる為、金属床と同じくらいに薄く作れます。

金属アレルギーの方でも安心してご使用いただけます。

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③上顎67欠損舌側-thumb-250x187 ③上顎67欠損頬側-thumb-250x187

今まで保険しか選択肢がなく、異物感やしゃべりにくさ、アレルギーの問題などで不安を感じていた方に是非お使いいただけたらなと思います。

ご興味がある方は、お電話でもかまいませんので、いつでもお問合わせください。